高脂血症 脳卒中 脳梗塞 脳出血

高脂血症と脳卒中

 

高脂血症がもたらす動脈硬化が脳の血管で起きた場合、脳卒中に発展する場合があります。

 

脳卒中は脳梗塞と脳出血をまとめた言葉ですが、高脂血症の場合脳梗塞が引き起こされる可能性が高いわけですね。

 

脳梗塞は大変怖い病気です。

 

脳のどの部分に梗塞が起きたかによってその後の後遺症状は大きく変わりますが、左脳でおきた場合は身体の右側の麻痺や言語機能の障害、右脳で起きた場合は左半側麻痺や空間認識の障害などが引き起こされることが知られています。

 

その他、摂食嚥下障害、脳幹部に病巣が及んだ場合は生命維持に関わる機能の障害、記憶や言語・集中力・人格がむしばまれる高次脳機能障害などがあります。

 

いずれにしても日常生活に大変影響のある後遺症です。

 

脳梗塞の起こる前兆として一過性脳虚血症状というものがあります。

 

具体例を挙げると

 

  • ろれつが回らなくなる
  • 言葉を発しようとしてもうまくでない
  • 口がうまく閉まらない
  • 片方の手が動かしずらかったり痺れる
  • 視野が狭くなったり目の焦点が合わなくなる

 

などの症状です。

 

脳梗塞は脳出血とは異なり、このような初期症状が出ても放っておいたばかりにその後の後遺障害を重篤なものにしてしまうことがあります。
ですので、脳梗塞が疑われる症状が出た場合は、ためらわずに救急車を呼ぶことが重要です。

 

近年救急車の乱用が社会問題となっていますが、脳梗塞疑いの症状に関しては積極的な救急車の使用が推奨されます。

 

くれぐれも「こんな症状で読んだら救急隊員に迷惑かな?」などといった遠慮はせずに、少しでもきになったら119番しましょう。

 

隠れ脳梗塞に注意

高脂血症がもたらす動脈硬化の影響で非常に小さな脳梗塞が起こることもあり、それを隠れ脳梗塞といいます。

 

MRI検査などで発見されることが多く、30代の30%、50代では50%の人が隠れ脳梗塞の症状が認められるというデータもあるほどありふれたものになっています。

 

隠れというだけあって、自覚症状がないのが難点で、たとえ症状が起きてもすぐに回復してしまうことから発見が遅れてしまいます。

 

しかしながら、隠れ脳梗塞が起きている人は当然近い将来、脳梗塞を引き起こすリスクが強くなります。

 

上記の一過性脳虚血症状が疑われる現象が頻発する場合、念のためMRI検査を行う必要があるでしょう。

 

繰り返しになりますが脳卒中はありふれた病気でありながら危険性が高く、仮に命の危険を免れたとしても後遺障害で日常生活が困難になる恐ろしい病気です。

 

高脂血症とともにその病気の特性を十分に把握し、少しでも気になったらすぐに医療機関に相談することが非常に重要になることを改めてこの記事では強調したいと思います。

 

また食生活や運動習慣の改善、DHA・EPA配合サプリを飲む、および喫煙されている人は禁煙を検討することも視野に入れるとよいでしょう。